日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2023年12月2日「あがり症で声が震えるんです」 その治し方とは?


★あがり症は治せる


「私はあがり症で悩んでいます。人前に立つと声が震えるんです」

ベーシックコース無料体験教室に参加される方で、このようなお話をされる方がとても多いです。

「あがり症なので人前での話をできるだけ避けてきましたが、昇格などにより人前で話す機会が増えて逃げられなりました」という話しもよく聞きます。

実際、ベーシックコースを受講されている方の8割以上は「あがり症を治したい」という動機で受講されています。

しかし、そうしたあがり症の人でもコースがスタートして1ヶ月ほどで、最初の頃とは見違えるほどあがらずに話ができるようになります。

但し、これはあくまで聞いている人から見るとあがっていないように見えるだけで、話している本人は相変わらずあがっていて、ドキドキしながら話しています。

手足が震えている人がほとんどで、多くの受講生がスピーチが終わった途端「あ~、緊張した~」という表情をします。

しかし、こうした内面の緊張も徐々にコントロールできるようになり、3ヶ月が過ぎてコースを終える頃には、多くの方があがり症を克服して話ができるようになります。

では、受講生はどのようにしてあがり症を克服しているのでしょうか。

ここでは、その中の2つをご紹介します。


★何度も声に出して練習する


まず、大切なことは、話すことを繰り返し声に出して練習することです。

例えば、結婚式でスピーチを頼まれたとしましょう。

その際、皆さんはどんな準備をされるでしょうか?

大抵の方は、話す内容をある程度考えてストーリーができたら「まぁ、これでいいだろう」と思ってそれ以上のことはしないでしょう。

中にはスピーチの原稿まで作る人もいますが、作って安心してしまう人が大半です。

しかし、こうした準備では不十分なのです。

その結果、本番であがってしまい、「ああ、もうこんな恥ずかしい思いはしたくない」と思って、それ以降はスピーチから全力で逃れることになります。

 

あがり症を抑えて話し方が上達していく受講生は例外なく充分な準備をして教室に参加しています。

十分な準備とは、スピーチの原稿を作成して、その原稿をもとに30回以上、声に出して練習することです。

これを実際にやってみると、ほとんど原稿を見ずに話ができるようになります。

そして、実際に話してみて、今までよりは思った通りに話せた、という成果を実感できるのです。

この準備をした人は、コースがスタートした早い段階であがっていることを意識しながらでも、何とか人前で話ができるようになります。

 

★何度も人前で話す


上に述べた十分な準備をすれば、人にはあがっているように見えない話し方ができるようになってきます。

しかし、この段階ではまだ自分自身には「あがったまま話している」という感覚が残っています。

そこで次に必要なのが、何度も人前で話す経験を積むことです。

人前で話す経験を重ねていくうちに、充分な準備をして「あがりながらでも何とか話せる」という段階から、「あがりを抑えて話せる」ことができるようになります。

人前で話すことに慣れることで、あがっている状態を自身でコントロールできるようになるのです。

あがり症を抑える、ということは一種のスキルです。

スキルはある程度の経験を経ないと身につきません。

逆に言えば、経験を積むことであがり症を抑えて話すスキルは誰でも身につけることができます。



★あなたもあがり症を治せます!


冒頭に書いたように、ベーシックコースでは多くの受講生があがり症を克服されています。

それは、上に述べた2つのことを実践しているからですが、これらは自分一人だけではなかなか実行できないことでもあります。

どの点に気をつけながら声に出して練習すれば良いかは人によって異なります。

また、経験を積むにしても効果的な積み方というものがあります。

ベーシックコースの講師は、そうした点について受講生一人ひとりに合わせた適切なアドバイスをして、効果的なトレーニングができるようサポートしています。

そうして身につけたスキルは一生の財産になります。

あがり症で人前で話すことが苦手だ、という方はぜひベーシックコースをご受講ください!
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